
新卒で鉄道会社入社を逃したけど、中途採用で入る方法はある?

企業の公式HPから直接申し込めばいいのかな?
元JR総合職で駅・運転・オフィス業務を経験した筆者が、SNSにて「鉄道会社から転職した業界は?」とアンケートを取ったところ、なんと他の鉄道会社という回答が1位になりました。
意外にも中途採用で鉄道会社に入りたい人が多いのではと考え、タイトルのとおり「鉄道会社に中途採用で入るベストな方法」を当ブログで執筆することにしました。
- JR・大手私鉄に中途採用で応募する方法
- JR・大手私鉄各社の中途人材動向・時期などの全体像
- JR・大手私鉄各社求人に出会う方法
- 転職人気は高いが、中途採用数は少ない
- 各社採用HPではあまり活発な中途採用募集をしていない
- キャリア登録して、企業側から応募者にコンタクトするケースあり
- 3つのとあるポイントから極力直接応募ではなく、転職エージェントの活用がおすすめ
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鉄道会社の中途採用・転職難易度

そもそも筆者が鉄道会社で働いていた数年前まで、駅業務の契約社員を経た社員登用を除き、鉄道会社の中途採用はほぼ耳にしたことがないくらいレアでした。
あらためて、鉄道会社への転職がどのような状況なのかを見ていきましょう。
鉄道会社は人気の転職先なのか
JRや大手私鉄は、都市圏や地方の広大な土地を活用した鉄道事業や商業施設・住宅等の関連事業に強みがあり、安定感しているというのが一般的な認識。
そのため、転職先としてはコロナによる影響を考慮しても引き続き人気が高いようです。
ビジネスパーソン5000人に聞いた「dodaの転職人気企業ランキング」では、300位までの順位の中に以下の鉄道会社がランクイン。
会社名 | 転職人気ランキング順位 |
---|---|
東日本旅客鉄道(JR東日本) | 23位 |
東海旅客鉄道(JR東海) | 35位 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) | 71位 |
九州旅客鉄道(JR九州) | 107位 |
東京地下鉄 | 144位 |
阪急電鉄 | 152位 |
西日本鉄道 (西鉄) | 166位 |
東武鉄道 | 248位 |
鉄道会社の転職難易度はどうか
代表的な2社として、JR東日本ならびに東急電鉄の応募資格・求められる人物像を調べてみました。
(2023年1月時点)
JR東日本 | 総合職 | エリア職 |
---|---|---|
応募資格 | (1)募集職種の業務内容に関連した十分な経験および能力を有する方 (2)4年制大学を卒業した方または大学院を修了した方 | (1)高等学校卒業以上の方 (2)職務経歴は問いません |
選考フロー | ・書類選考/Webテスト ・面接 | ・書類選考/Webテスト ・Web面接/適性検査/健康診断 ・面接 |
人数 | 10名程度 | 110名程度 |
仕事内容 | まちづくり、新事業創造、MaaS事業戦略、Suica事業企画、国際事業、輸送、車両ほか | 駅・乗務員、車両、機械設備、建築、情報通信、事業用地管理、国際事業ほか |
ここに書ききれない仕事内容の広さの割に、採用人数は総合職10名、エリア職110名程度とかなり関門です。
JR東日本の口コミサイト評判まとめはこちらの記事も参考にどうぞ。
東急 | 総合職 | アソシエイト職 |
---|---|---|
応募資格 | 4年制大学卒もしくは大学院修了後の就業経験が満2年以上の方 | 大学院、大学、短期大学、専修・各種学校、高等専門学校、高等学校卒以上、かつ就業経験が満2年以上の方。 |
選考フロー | ・書類選考 ・適性検査 ・面接(通常2回) | ・書類選考 ・適性検査 ・面接(通常2回) |
人数 | 不明 | 不明 |
仕事内容 | 都市開発・運用事業、ICT事業、インフラ開発事業、リテール事業、DX関連業務など ※現在総合職と別枠でIT企画・エンジニア業務を多く募集中 | 交通、不動産、生活サービス、ホテル・リゾート等の各事業部門、総務・人事・財務等の一般管理部門 |
東急ではIT企画やエンジニア職として具体的な要件を設けた採用はあるものの、総合職・アソシエイト職ともに職務を限定した募集ではなく、採用人数・タイミングともに公表されていません。
「選考の難易度」ももちろんですが、「募集時期と求められる職種のマッチング」がうまくハマるかが鍵でしょう。
鉄道会社の中途採用動向・時期まとめ

続いて、JR各社と大手私鉄16社の中途採用動向を見ていきます。
JR・大手私鉄各社の中途採用ページ情報
2023年1月20日時点JR各社・大手私鉄16社の中途採用状況は以下の状況でした。
応募締め切り時期や入社時期は同時点にてHPに記載されている内容です。
※「随時」は通年募集または応募時期に特別な決まりがない場合両方です。
会社名 | 総合職 | 現業職 | 特記事項 |
---|---|---|---|
JR北海道 | 随時 | 随時 | 入社時期年2回 |
JR東日本 | 応募時期(~9月) | 応募時期(~9月) | 入社時期年1回 |
JR東海 | 無し | 土木・用地・建築系 | |
JR西日本 | 法務・IT | 随時 | キャリア登録可 |
JR四国 | 無し | 随時 | |
JR九州 | 無し | 随時 | |
JR貨物 | 無し | 随時 | |
東武 | 無し(2022年度) | 無し(2022年度) | 2022年度は無し |
西武 | 無し | 無し(2022年度) | 入社時期年1回 |
京成 | 随時 | 随時 | 入社時期年2回/各年 駅員10名・技術職5名程度 |
小田急 | 無し | 無し | |
京王 | 経理(12~1月頃応募) | 随時 | |
東急 | 随時 | 随時 | キャリア登録可 |
東京メトロ | 無し | 応募時期(4~5月) | |
京急 | 無し | 随時 | |
相鉄 | 無し | G会社のみ | |
名鉄 | 応募時期(10~11月頃) | 応募時期(10~11月頃) | |
近鉄 | ※近鉄HD | 応募時期(1月/6月) | 近鉄HDでキャリア登録可 |
京阪 | 無し | 随時 | |
南海 | 随時(IT) | 随時(建築/電気) | 総合職・現業職区別不明 |
阪急 | 無し | 随時 | |
阪神 | 無し | 無し(2022年度) | |
西鉄 | 随時 | 随時 | キャリア登録可 |
ご覧のとおり、大手鉄道会社でも定期的な中途採用募集を行っている会社は多くありません。
JR東日本・京王・名鉄あたりが、比較的コンスタントに活動を行っている程度。
キャリア登録として、ポジションが空いた時に企業人事側から応募者にコンタクトするようなケースもいくつかの会社で確認ができますね。
JR・大手私鉄各社の転職サイト・エージェント情報
それでは、転職サイトや転職エージェントでも同じ情報しか入手できないのか?
と思い、調べてみると。。
具体的な会社名やエージェント名は明かすことができませんが、いくつかのサイトでは企業公式HPで扱っていない案件が紹介されていました。
案件イメージ (例) |
---|
大手私鉄A 総合職(コンプライアンス/サービス企画ほか) |
JR某社B 不動産開発 |
大手私鉄C 総合職(国際物流/通関業務) |
大手私鉄D 総合職(法務) |
JR某社E 電気・保線・機械 |
転職サイト・転職エージェントとしても使い勝手良く、手厚いサポートが受けられるdodaでまず求人検索してみるのも一つの手。
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鉄道会社の中途採用募集で失敗しない方法

上記のように、鉄道会社の中途採用募集は「企業HPの中途採用ページ」や「転職サイト・エージェントで検索」する方法が一般的。
ですが、今すぐにできる直接応募はちょっと我慢して、転職エージェントの登録をおすすめします。
理由は3点。
非公開求人を紹介してもらえる可能性
鉄道会社に限りませんが、転職エージェントは一部求人を非公開にすることで「質の良い、条件にマッチしている応募者」に限定した転職サポートを行っています。
リクルートエージェント(1月22日時点)の場合、公式ホームページに記載の公開求人数は341,239件、非公開求人は277,239件と相当数の非公開求人があることが分かります。
企業のホームページで紹介されていない案件が、転職サイト・エージェントでは案件として紹介されている例は先ほどお伝えしたとおりですね。
総合職を中心に、鉄道会社採用ページで紹介されていない非公開求人がある可能性が高いと推測。
直接応募と違い待ちぼうけにならない
直接応募の場合、そもそもキャリア登録をしておくだけでは、いつまで待ったら企業から連絡が来るのか、そもそも採用が再開されるかどうかもわからぬまま待つことしかできません。
細かく選考ルートやスケジュールが書かれている鉄道会社であれば良いですが、無事応募書類を提出したとしても企業からの反応を待ち続けることとなります。
その点、転職エージェントに登録しコンサルタントに希望企業・業界を伝えた上で、募集があった場合は「応募」、募集が無ければ「縁がなかった」と次に進むことができるので、転職活動をスムーズに進められるでしょう。
競争を勝ち抜く転職ノウハウが身につく
特定の職種に応募する場合であれば経験・知識がそのままアピールポイントとなります。
一方で、鉄道会社の中途採用のような職種を指定した採用ではない場合、あなた自身の強みをどのように伝えるべきか、有利に選考を進められるかわからない場合も多いかと思います。
そのような際、鉄道会社の選考に合わせた応募書類の添削や面接準備のサポートを無料でサポートしてくれるのが、転職エージェント。
JR東日本のような巨大企業ですら、総合職10名・現業職100名程度と少ない枠を争うこととなるため、客観的に自身の強みを分析することは重要です。
筆者はこれまで2度の転職でエージェントを活用していますが、自分の経験やスキル、企業へのアピールポイントを整理する点で本当に役に立ったのを実感しています。
鉄道会社の中途採用におすすめの転職サービス

以下では鉄道会社の中途採用におすすめできる転職サービスや転職エージェントについて解説していきます。
転職会議・Openwork
Openworkや転職会議は、社員の声を少しでも得て、年収・働きがい・苦労を把握するのに便利です。
無料で使用でき、所属中あるいは所属していた会社の口コミを投稿すれば、口コミを見ることができるだけでなく、スカウトサービスへの登録も可能なので、さくっと済ませてしまいましょう。
注意点として、転職を考えている人が書いている内容となるため、少し実態よりもネガティブな情報が多いことを認識しておくとベターです。
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どちらかというと転職会議の方が日本人が直感で見やすいフォーマット、Openworkは情報が雑多で古い情報もそのまま残っていたりします。
JR東日本をはじめ、口コミ評価スコア、回答者の年収一覧をまとめてみました。
転職サイト・転職エージェント
「転職経験が少なくても安心、求人数が多い、大手中小関係なく鉄道会社(総合職・現業職)の求人を確認でき、非公開求人も多そう」という3つの点において、以下おすすめの転職サイト・エージェントを選択しました。
doda
dodaは業界順位こそリクルートエージェントにつぐ2位であるものの、求人数や若手向けの知名度はピカイチ。
筆者自身も20代・30代の転職で活用しました。
特に20代の転職の際に重宝しましたが、特に「キャリアコンサルタントとの距離感」と「適職診断・書類作成サポート」といったソフト面の協力なサポートにより、転職活動を安心に進められます。
転職サイトとしての公開求人でどのような求人があるかを確認することもできるので、まず求人を見てみるだけでもおすすめ。
- 業界2位のデータベースと若手の転職に強い知名度
- 若手の転職に寄り添う
- 適職診断・書類作成のツールや添削が充実
- doda求人情報サービスによる公開求人が充実
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リクルートエージェント

もちろん業界最大手のリクルートエージェントも候補となります。
圧倒的な求人数とキャリアコンサルタントの数を誇っており、なるべく短期間で転職活動を終えたい人におすすめ。
職務経歴書エディターや面接力向上力セミナーといった、充実のサポートは採用人数の少ない鉄道会社に応募する際、武器となるでしょう。
案件が見つからず直接応募せざるを得ない場合となった場合でも、転職ノウハウやスキル向上ができるので、エージェントは活用しないと損です。
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キャリアコンサルタントをつけるまで本気ではないけど、まずはリクルート系列の求人から鉄道会社を拾ってみたいという方にはリクナビNEXTもおすすめです。
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鉄道会社の中途採用はどう探すのがベスト? | まとめ

今回は「鉄道会社に中途採用で入社するベストな方法」を説明するにあたり、鉄道会社に中途採用で入社するむずかしさや、JR・大手私鉄各社の中途採用の実態を解説しました。
直接応募ができる場合でも、一呼吸おいて無料の転職エージェントを活用すると、以下の点で選考を優位に進められます。
また、おすすめの転職エージェントについては、dodaを軸にご自身の余裕度に合わせてリクルートエージェントやリクナビNEXTで補足情報や転職ノウハウを得ていくのがいいでしょう。
Openworkや転職会議は通勤時間中や昼休みに興味のある企業を調べておくくらいで大丈夫。
多くの鉄道会社は定期的な中途採用募集をしていないからこそ、転職の緊急度と相談しながら、時間があるうちに転職エージェント等で転職のノウハウを向上させていくことが重要です。
あなたの転職活動がうまくいくことを祈っています!
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参考まで、鉄道会社の中で働いていた経験から、ホワイトな面・ブラックな面についての記事も合わせてどうぞ。
中途採用を受けるにあたって、悩みや不安があればお気軽に問い合わせからコメントいただければ幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。