「Character」と「Personality」正しく違いを理解していますか?
これらの言葉の違いをしっかりと把握することで、英語の表現力がさらに磨かれるかもしれません。
そこで、今回は英語での性格の違いと「Character」と「Personality」の使い分け方について紹介します!
また英語で性格を表現する直接的・間接的な方法や、コミュニケーションを円滑に行う方法についても解説しました。
- CharacterとPersonality「性格」を表す際の違い
- 性格を表すさまざまな表現
- 誤解のないコミュニケーション
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「Character」と「Personality」の違いって何?
「Character」と「Personality」、これらの言葉はよく混同されますが、英語で性格を表現する際の違いは明確です。
このセクションでは、両者の基本的な意味と使い分け、そしてその文脈の違いを詳しく解説します。
それぞれの用語がどのように異なり、どの文脈で使われるのか、次の詳細な解説を通じて、明確な理解を深めていきましょう。
「Character」の基本的な意味
参照:英辞郎
- 性格、性質、気質、個性◆不可算
- 特徴◆可算
- 人格、人柄、品性◆不可算
- 身分、地位◆不可算
- 登場人物、キャラクター、役柄、人物◆可算
「Character」という語は、人の内面的な強さや、正しいことをするための道徳的な資質を表します。
人の心の中にある性質、細かく言うと固有の倫理感や、信念、正直さなど、その人の核となる部分を表現する際に使うことができます。
古代ギリシャ語の「χαρακτήρ (キャラ)」に由来しており、もともとは「刻むこと」や「刻印」という意味
ある人に「生まれつき刻まれている根底の資質・性質」をCharacterと覚えましょう。
スポーツで負けそうになっても最後まであきらめずに戦う選手は「strong character(強いキャラクター)」を持っていると表現。
道徳的ジレンマを提示し、どのような行動をとるかといったシナリオテストでCharacterを診断することができます。
「Personality」の基本的な意味
参照:英辞郎
- 〔ある人の全体を表す〕人柄、人となり、性格、人格
- 〔その人を目立たせている〕個性、魅力
- 〔ある特質を具現化した〕人、人物
一方で、「Personality」は、人の外向的な特徴や、他人とどのように接するかを表します。
これには、感情の表現や話し方、他人とのやり取りの仕方などが含まれます。
ラテン語の「persona (ペルソナ)」から来ており、これは「仮面」や「役割」を意味
外交的か内向的か、感情的か理性的かなど、社会的な環境や他人との関わりにおいて顕著に現れる特徴や振る舞いのパターンをPersonalityと覚えておきましょう。
たとえば、「彼は非常に外交的な性格を持っている」と言う場合、それはその人が社交的で、他人とのコミュニケーションを楽しむ傾向があることを意味しています。
クラスでいつも笑いを取っている明るい生徒は「bubbly personality(活発なパーソナリティ)」と表現できたりします。
近年流行しているMBTI (マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標)や五大パーソナリティ特性を測定するビッグファイブ (Big Five)でPersonalityの診断ができます。
このように就職や転職の自己分析・適職診断にも活用されているようです↓↓
両者の用途と文脈の違い
「Character」と「Personality」はそれぞれ異なる文脈で使用されるため、英語を話す際には適切な用語を選択することが重要です。
「Character」は「どんな人か」という内面的な品質に焦点を当てています。
例えば、信頼できるか、正直かなど、その人の根本的な性質を表します。
一方で「Personality」はもっと表面的で、その人がどのように振る舞うか、どのように感じたり話したりするかという点を強調します。
文脈に応じてこれらの言葉を使い分けることで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
英語で性格を表現する5つの方法
性格を英語で表現する方法は多岐にわたりますが、ここでは特に効果的な5つの方法を紹介します。
これらを理解し、使いこなすことで、より自然で正確な性格の表現が可能になります。
形容詞を使った表現
性格を表現する際には、形容詞が最も基本的で直接的な方法の一つです。
形容詞を用いることで、人の性格特性を簡潔かつ効果的に伝えることができます。
例えば、「friendly(フレンドリー)」や「shy(シャイ)」、「energetic(エネルギッシュ)」など、具体的な形容詞を使うことで、その人の性格を明確に描写することが可能です。
性格の形容詞 | 意味 |
---|---|
Friendly | 友好的 |
Shy | 内気 |
Energetic | 元気な |
Adventurous | 冒険的な |
Caring | 思いやりのある |
Cheerful | 明るい |
Clever | 賢い |
Confident | 自信がある |
Creative | 創造的な |
Curious | 好奇心が強い |
Dependable | 信頼できる |
Determined | 決意が固い |
Diligent | 勤勉な |
Empathetic | 共感的な |
Generous | 寛大な |
Honest | 正直な |
Humorous | ユーモアがある |
Imaginative | 想像力豊かな |
Independent | 独立心が強い |
Intelligent | 知的 |
Kind | 優しい |
Loyal | 忠実な |
Modest | 謙虚な |
Moody | 気分屋 |
Mysterious | 神秘的な |
Neat | きちんとしている |
Nervous | 神経質な |
Optimistic | 楽観的な |
Organized | 整理された |
Outgoing | 社交的な |
Passionate | 情熱的な |
Patient | 忍耐強い |
Pessimistic | 悲観的な |
Practical | 実用的な |
Quiet | 静かな |
Rational | 理性的な |
Reliable | 信頼性のある |
Reserved | 控えめな |
Resourceful | 機転が利く |
Respectful | 敬意を表する |
Responsible | 責任感がある |
Sensitive | 敏感な |
Serious | 真剣な |
Sociable | 交友関係が広い |
Spontaneous | 自発的な |
Stubborn | 頑固な |
Thoughtful | 思慮深い |
Trustworthy | 信頼できる |
Witty | 機知に富んだ |
Zany | 風変わりな |
行動を示す動詞を使った表現
性格の特徴をより動的に表現する方法として、行動を示す動詞の使用があります。
これにより、人の行動傾向や反応のパターンを生き生きと描写できます。
例えば、「hesitate(ためらう)」や「assert(主張する)」、「ponder(熟考する)」など、動詞を使ってその人の行動特性を具体的に表現することができます。
動詞 | 意味 |
---|---|
Hesitate | ためらう |
Assert | 主張する |
Ponder | 熟考する |
Admire | 感心する |
Argue | 議論する |
Collaborate | 協力する |
Complain | 不平を言う |
Compliment | 褒める |
Confront | 立ち向かう |
Consider | 考慮する |
Criticize | 批判する |
Debate | 討論する |
Decide | 決定する |
Dedicate | 専念する |
Delay | 遅らせる |
Deny | 否定する |
Encourage | 勇気づける |
Enjoy | 楽しむ |
Explain | 説明する |
Forgive | 許す |
Guess | 推測する |
Improve | 改善する |
Influence | 影響を与える |
Negotiate | 交渉する |
Observe | 観察する |
Perform | 実行する |
Persuade | 説得する |
Quit | やめる |
Relax | リラックスする |
Suggest | 提案する |
状況別の表現例
性格を表現する際には、その人がどのような状況でどのように振る舞うかを示すことも有効です。
ここでは、特定の状況下での行動や反応を表す言葉を用いた具体的な例を見ていきます。
プレッシャーがかかっても冷静を保つ
「Remain calm under pressure」
即座に考える
「Think on their feet」
危機的状況で冷静を保つ
「Keep their cool in a crisis」
このようにある状況の中でどのような振る舞い・行動をするかを、前置詞を活用して表すのもおすすめです。
比喩を使った表現
比喩を用いることで、性格を色鮮やかで印象的な方法で表現することができます。
これにより、聞き手に強いイメージを与え、記憶に残りやすくなります。
例えば、「彼は狼のように狡猾だ」という表現は、「He is as cunning as a fox」と言い換えることができ、その人の賢さや計算高さを効果的に描写します。
彼女は象のような記憶力がある (象は記憶力が非常に良いとされる)
「She has a memory like an elephant」
彼はライオンのように勇敢だ
「He is as brave as a lion」
彼は岩のようにしっかりしている
「He is as steady as a rock」
このように動物やモノを使ってたとえることで生き生きとした表現が生まれます。
シチュエーション別例文
ビジネスの中でどのように性格を表現するか、具体的な例文を通じて学びましょう。
彼女は新しい環境にすぐに適応する
「She adapts quickly to new environments」
彼はチームで働くのが得意
「He excels at working in a team」
彼女は生まれながらのリーダーだ
「She is a natural leader」
彼女は細部にこだわる
「She is detail-oriented」
これらの表現は、ビジネス環境での人物評価やチームの強みを説明する際に非常に有効です!
それぞれの表現は、個々のプロフェッショナルな特性を明確にするために使われます。
英語での性格表現でコミュニケーション力アップ!
性格を適切に表現することは、海外顧客や販売会社とのビジネス関係において重要です。
相手の性格を理解し、それに合わせたコミュニケーションを取ることで、よりスムーズで効果的なやりとりが可能になります。
相手に合わせた性格表現の重要性
相手の性格に合わせた表現をすることで、コミュニケーションはより柔軟で効果的になります。
例えば、内向的な相手には穏やかで優しいアプローチを取ることが望ましいです。
これにより相手は心地よく感じ、オープンになりやすくなります。
先述のMBTIで16タイプの自己診断を関係するグループで実施してみて、お互いの性格や得意・苦手なコミュニケーションの方法を知るのもいいかも!
効果的なフィードバックの方法
効果的なフィードバックは、相手の性格を考慮したものでなければなりません。
これにより、フィードバックが受け入れやすくなり、相手の成長につながる可能性が高まります。
例えば、「直接的すぎる言葉遣いは避ける」といった配慮が、特に感受性が強い人には重要です。
また、ポジティブな側面を強調することで、批判的な内容も効果的に伝えることができます。
誤解を避けるための注意点
コミュニケーションにおいて誤解は避けたいものですが、特に異文化間でのやりとりでは注意が必要です。
言葉のニュアンスが文化によって異なるため、意図しない誤解を招くことがあります。
そのため、表現を選ぶ際は相手の文化的背景を理解し、適切な言葉を選ぶよう努めることが大切です。
Aggressive(攻撃的)
西洋文化では: 「Aggressive」はビジネスシーンなどで「積極的」「強力な取り組み」という肯定的な意味合いで使われることがあります。
たとえば、セールスパーソンが市場で競争優位を確保するために「aggressive strategies」(攻撃的な戦略)を採用するとされる場合、それは積極的で効果的なアプローチを指すことが多いです。
アジア文化では: 対照的に、多くのアジアの文化では「aggressive」が「無礼な」「攻撃的な態度」と受け取られがちです。
社会的な調和を重んじる文化では、このような直接的で強硬な態度は否定的なものと見なされることが多いです。
Direct(直接的)
西洋文化では: アメリカやヨーロッパの多くの文化では、コミュニケーションにおいて「direct」な言い方が誠実さや効率を象徴し、一般的に評価は高いです。
直接的に意見を述べることは、クリアで誤解のない交流を促進するものとされます。
アジア文化では: しかし、日本や韓国などの国々では、直接的な表現が相手を不快にさせる恐れがあるため、より遠回しや婉曲的な表現が好まれます。
この文化では、「direct」な話し方は攻撃的または無礼と受け取られることがあります。
Ambitious(野心的)
西洋文化では: 「Ambitious」は個人のキャリア志向や成功への強い意欲として、しばしば肯定的に捉えられます。
野心的であることは、自己実現と進歩の象徴です。
アジア文化では: 一方で、アジアの一部の文化では、過度の個人主義として「ambitious」が否定的な意味合いを持つ場合も。
集団主義の価値観を持つ社会では、個人の野心がグループの調和を乱す可能性があると見なされることがあります。
このように、オンオフ問わず、さまざまな経験や現地とのやり取りから、文化的な違いを理解する努力も忘れないようにしましょう。
【まとめ】英語での性格の違いと使い分け方!
今回は、英語での性格の違いと「Character」と「Personality」の使い分け方について詳しく解説しました。
また、その「性格」を形容詞・動詞・比喩など、さまざまな方法で表現する方法や他者とコミュニケーションをとるうえで気を付けるべき点についても事例とともに紹介。
この記事が参考になり、仕事やプライベートでの英語表現が円滑になれば幸いです。
筆者は、微妙なニュアンスの違いはビジネス特化オンライン英会話「Bizmates(ビズメイツ)」でビジネス経験のある講師から教えてもらいました。
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