英語ビジネスレベル・英語力中級の基準とは?【転職サイトあるある】

英語 ビジネスレベル 中級
悩む人

転職の求人に書かれている「ビジネスレベルの英語」てどんなレベル?私は足りているの?

悩む人

英語力中級ってどれだけ頑張ったら到達するの?

こんな疑問に答えます。

転職サイトやエージェントの求人票を見ていると、必要な英語力としてTOEICの具体的な点数が記載されておらず、「ビジネスレベル」「英語力中級」といった記載を良く目にします。

TOEICの点数であれば自身がレベルに達しているかいないのかがわかりますよね。

一方、日常会話レベル・ビジネスレベルや初級・中級・上級といった内容では、自身のレベルが足りているのか足りていないのかわかりません。

エンワールドの調査の中でも、外資系企業に必要なレベルはどのくらいかという調査の中で「ビジネスレベル」の英語が求められるという結果がありながら、詳細なスキルへの記述がありません。

外資系企業で求められる英語レベルはどのくらい? · en world

前回筆者が記事にしたdodaの上場海外営業求人137件の調査記事でも必要な英語力「ビジネスレベル」が全体の23%以上を占めNo.1。

そこで今回は「ビジネスレベルの英語力」や「英語力中級」がどのレベルを意味しているかの基準を調べてみました。

筆者の英語歴

・大学時代アメリカでインターンを経験
・欧米とアジアを中心に出張で20か国訪問
・途上国駐在経験(英語と現地語)
・BtoC、BtoBの2社で海外営業経験
・TOEIC 960点

筆者も経験している「海外営業」に必要な英語力海外営業志望の転職におすすめの資格もそれぞれ記事にしています。

目次

【結論】日本ではビジネスレベルという明確な基準はないが……

英語 ビジネスレベル

早速ですが、採用企業側・転職サイト側で、ビジネスレベルについて明確な基準は設定されていません

読む専てぃけお

え、まじで。
この記事どうすんの。

ただ、日本にいるとあまり耳にすることのない資格「CEFR (セファール)」にはビジネスレベルとしての定義がされています。

The Council of Europe’s Common European Framework of Reference for Languages (CEFR) is a series of descriptions of abilities which can be applied to any language. These descriptors can be used to set clear targets for achievements within language learning, to help define language proficiency levels and to interpret language qualifications.

Research and validation | Fitness for purpose | Cambridge English

欧州評議会が設定した「CEFR: ヨーロッパ言語共通参照枠」と呼ばれる国際標準。欧州を中心に、学習の習熟度と英語運用能力を図るものさし。

段階CEFR能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度一覧
熟達した言語使用者C2聞いたり読んだりした、ほぼ全てを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。
C1いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢にまた自然に自己表現できる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる。
自立した言語使用者B2自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。
B1仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。
基礎段階の言語使用者A2ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。
A1具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) | ブリティッシュ・カウンシル (britishcouncil.jp)

そんなCEFRの中でビジネスレベルは以下の3段階に分けられていました。

CEFR: B1 (ビジネスレベル初級)

日常的に使用する、ビジネスに関する基礎的な英語力を有するレベル。

CEFR B1では以下動画のレベルのスピーキング・リスニング力と理解力が求められます。

この先で紹介するB2やC1に比べても、質問者の話し方も早く、質問への回答にも頭を使うので、100%フェアかと言われたらそうではないですね。

B2 FIRST (FCE) – AUTHENTIC SPEAKING TEST – (2021 VERSION) – YouTube

CEFR: B2 (ビジネスレベル中級)

新しい仕事に申し込む、昇給する、キャリア開発するために役立つ英語力。

CEFR B2では以下動画のレベルのスピーキング・リスニング力と理解力が求められます。

Eiken Foundation of Japan

CEFR: C1 (ビジネスレベル上級)

グローバルに働くマネジメントレベルとして自信をもって仕事をすることができるレベル。

CEFR C1レベルだと回答者も英語に対して自信を持っており(英検1級だし)、堂々と話している様子がわかると思います。

Yes/No回答の後、聞かれる前に自身で細かな説明を入れているのが特徴ですね。

Eiken Foundation of Japan

TOEIC・英検とビジネスレベルの関係性

TOEIC

今度はCEFRについて、日本人になじみのある英語資格TOEICや英検に換算するとどうなるかが気になりますよね。

文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」と、IIBC「TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表」から手がかりを見つけることができました!

TOEIC L&Rの場合 (ビジネスレベル = 550点~785点)

TOEIC L&R (Listening and Reading)で各275点以上、合計550点以上とれている人がCEFR B1相当、つまりビジネスクラス入り口に相当します。

前の章で英語のビジネスレベルはCEFRのB1(初級)、B2(中級)、C1(上級)と定義したことをお伝えしましたが、TOEICの点数に換算するとこのようなイメージです。

・CEFR B1 (ビジネスレベル初級): TOEIC 550点~785点
・CEFR B2 (ビジネスレベル中級): TOEIC 785点~945点
・CEFR C1 (ビジネスレベル上級): TOEIC 945点~

英検の場合 (ビジネスレベル = 英検2級~準1級)

CEFR control chart 英検 ビジネスレベル
各種目的に応じて求められる英検<sup>®</sup>の品質についての考え方、ならびにその活用に関するガイドライン| 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会 (eiken.or.jp)

実用英語技能検定(英検)とCEFRの対照表は文部科学省の情報が参考になります。

英検で2級が軽くとれるレベルであればビジネスレベルと呼んでも問題なさそうです。

英検1級合格ならばビジネスレベル上級ですね。

・CEFR B1 (ビジネスレベル初級): 英検2級~準1級
・CEFR B2 (ビジネスレベル中級): 英検準1級~1級
・CEFR C1 (ビジネスレベル上級): 英検1級

英語ビジネスレベルに必要な学習時間と学習内容

英語学習時間

ではどのように英語力ビジネスレベルと呼べる段階に到達するか。

この章ではビジネスレベルに必要な学習時間学習内容についてまとめています。

必要な学習時間の目安

Cambridge Language Assessmentによると、初学者からの勉強時間は以下のように説明されています。

CEFRレベルケンブリッジ英語テスト必要学習時間(目安)
C2C2 Proficiency 1,000-1,200
C1C1 Advanced 700-800
B2B2 First 500-600
B1B1 Preliminary 350-400
A2A2 Key180-200
A1A1 Starters/Movers 90-100
Guided learning hours – Cambridge English Support Site

残念ながらヨーロッパに住む人の必要学習時間なので、日本人さらに独学の場合プラスαは必要。

普段仕事で関わるヨーロッパの人、みんな勉強してないのにびっくりするほど流暢。

優先すべき学習内容

リスニングリーディングスピーキングライティングそれぞれの能力の中で、ビジネスレベル到達のための最も高いハードルはスピーキングです。

イメージどおりですね。

小中学生から文法を学んでいる日本人にとって読み書きに対しては、十分な基礎能力があります。

リスニングについても上記のYoutubeで試験管が話している英語のスピードであれば、集中してTOEICなど試験勉強をしていればいずれ慣れてきます。

スピーキングだけは、日本に住んでいながら英語を話す機会が少ないこと、また頭の中にある単語力では十分な意思疎通ができないこと、この2点から「日常会話レベル」を達成するにもしっかりと努力が必要。

日本人が特に意識すべき英語スキル
・単語力
・英会話力

海外営業に必要な英語力・TOEIC点数は?の記事で、メーカー勤務ができる「単語力」「英会話力」アップに向けた勉強方法を紹介しています。

英語ビジネスレベル・英語力中級の基準まとめ

TOEIC

今回は、転職サイトやエージェントの求人票に記載されているあいまいな英語レベル「ビジネスレベル」・「中級」といった要求について、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を元にTOEICや英検レベルに換算してそれぞれのレベルを紹介しました。

ビジネスレベル初級TOEIC 550点~785点、英検2級~準1級
ビジネスレベル中級TOEIC 785点~945点、英検準1級~1級
ビジネスレベル上級TOEIC 945点~、英検1級

ビジネスレベル初級、CEFR B1到達までに必要な学習時間目安は欧州基準で350~400時間

ビジネスレベル上級、CEFR B1到達までに必要な学習時間目安は欧州基準で700~800時間

独学日本人の場合上記よりも多い学習時間が必要、さらに苦手とする単語力とスピーキング能力向上が優先。

この記事をみて海外営業・外資系企業への転職を考えられている方は、まずビジネスレベル初級~中級レベルTOEIC700点以上を目指して努力を継続していきましょう!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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