Aerの中では比較的最近発売された、Tech Sling 3のX-Pacモデルを購入してみました。
結論から言います。「これは人を選びます」。
モノとしての完成度は最高ですが、私の通勤スタイルには「サイズ不足」でした。
サンフランシスコ発のバッグブランド「Aer(エアー)」から発売された新作スリングバッグ、Tech Sling 3。
私は平日の通勤メインビジネスバッグとしてビジネスリュックに加えて、「Travel Sling 2」を一時期使用し、休日はDay Sling 3 Maxを愛用してきました。今回、さらなる機動力と、どんなシチュエーションでも使える卒の無さを求めてTech Sling 3(X-Pac)を購入しましたが、実際に使ってみて感じたのは、「理想と現実のギャップ」でした。
結論
PCガジェット「だけ」を持ち歩くなら神バッグ。弁当と水筒を持つサラリーマンにはストレスフルなバッグです。
今回は、公式サイトのスペック表には載っていない「実際の使い勝手」と、通勤・通学用に乗り換えを検討している人が絶対に知っておくべき「厚みの罠(致命的な弱点)」について、類似のAer製品と比較しながら徹底レビューします。
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Aer Tech Sling 3 (X-Pac) のスペックと外観レビュー

まずは、私が購入したAer Tech Sling 3 X-Pacモデルの基本スペックと、外観のファーストインプレッションを深掘りします。
| 項目 | スペック詳細 |
| モデル名 | Aer Tech Sling 3 |
| サイズ | 長さ: 38 cm × 幅: 26 cm × マチ: 10 cm |
| 重量 | 通常: 590g X-pac:540g |
| 容量 | 9 L |
| 素材 | 通常:1680D コーデュラバリスティック®ナイロン使用(bluesign® 認証) X-pac:VX-42 X-Pac™ (防水・高耐久) |
| PC収納 | 最大14インチ (MacBook 14インチ対応) |
| 価格 (税込・執筆時点) | 通常: 25,300円 X-pac:30,800円 |
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「X-Pac」が放つ、大人の高級感
Tech Sling 3には通常のバリスティックナイロン版もありますが、私が選んだのはX-Pac版です。
最大の違いは、このうっすらと表面に浮かび上がる幾何学的なダイヤ柄。これが、ただのナイロンバッグとは一線を画す「テック感」と「高級感」を演出してくれます。
ヨットの帆から生まれたこの素材は、「軽量」「高耐久」「防水」という、バッグに必要な3要素を全て満たしています。
実際に触ってみると、「パリッ」としたハリのある質感で、空っぽの状態でもバッグの形状が崩れません。ここが重要です。くたっとしたバッグはスーツに合いませんが、AerのX-Pacは常に美しいシルエットを保ってくれるため、40代管理職が持っても恥ずかしくない品格があります。
筆者以前はX-pacではアウトドア感が出るのではと思い、バリスティックナイロン推しでした。一度X-pacを手に取ったらむしろ高級感が増しているように感じ、抜け出せなくなりました!
最大の武器であり、弱点でもある「この薄さ」


特筆すべきは、やはりその「薄さ」です。マチ幅は公称10cmですが、ビジネスリュックと比較すると非常にスリムに感じます。
都心の満員電車に乗る際、大きなリュックだと「前に抱える」という動作が必要です。しかし、このスリングなら、ストラップを引いてクルッと前に回すだけ。
そのまま胸元に収まり、周囲の乗客の邪魔になりません。まるで体の一部のようにフィットする感覚は、Aer製品の中でもトップクラスでしょう。
雨の日でも、傘からはみ出して濡れる心配が少ないのもメリットの一つ。この機動力の高さこそが、Tech Sling 3を選ぶ最大の理由です。
【収納レビュー】「Tech」の名に恥じないポケット配置

Aerといえば、変態的とも言える(褒め言葉です)ポケットの配置が魅力です。Tech Sling 3もそのDNAを色濃く受け継いでいます。
PC・タブレットへのアクセス

メインコンパートメント背面にあるPCスリーブは、起毛素材で覆われており、ケースなしでMacBook Pro 14インチを放り込んでも傷つく心配がありません。
その手前にはタブレット用のスリーブもあり、iPad miniやiPad Proが綺麗に収まります。
底面が直接地面に触れないよう、PCスリーブが少し底上げされている(false bottom)構造はありませんが起毛素材や背面のパッドのおかげで、鞄をドンと置いてもPCへの衝撃が緩和される設計には、メーカーの愛を感じます。

一つだけ注意点があります。公式では14インチのMacbookが入ると書かれていますが、どんな14インチのPCでも入るわけではありません。写真のようにパナソニックのレッツノート14インチでは蓋が閉まりませんでした。
13インチのMacbook Airがちょうど綺麗に収まるくらいでしたので、サイズが小さくてもパナソニック製のようなゴツいPCにはフィットしないことを覚えておきましょう。

ガジェット好きが泣いて喜ぶオーガナイザー

フロントポケットを開けると、そこはガジェットの指定席です。
人それぞれ使い方は自由ですが、このような使い方ができそうです。
- ジッパー付きメッシュポケット: 紛失しやすいSDカードやUSBメモリ、鍵などに。
- 伸縮性のあるポケット: マウスやモバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホンがジャストフィット。
- ペンスロット: Apple Pencilやボールペンを2本収納可能。
「どこに何を入れるか」が明確に決まっているため、バッグの中でモノが行方不明になるストレスから解放されます。カフェに着いてから仕事に取り掛かるまでの時間を、確実に数秒短縮できるでしょう。
筆者外側にも1つジッパー付きポケットがあり、そこに財布や社員証を入れるのがおすすめ。
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【本音】通勤には向かない?「弁当と水筒」が入らない致命的な理由

ここからが、本記事の核となる部分です。
公式サイトの綺麗な写真だけを見て購入ボタンを押す前に、一度立ち止まって聞いてください。
あなたがもし、私と同じように「会社に水筒や弁当を持っていく」「帰宅時に買い物をしたい」タイプなら、このバッグはおすすめしません。
マチ (厚み) 不足による「シルエット崩壊」

実際に使ってみて痛感したのは「許容範囲の狭さ」です。
おそらくPCとちょっとした書類、充電器やケーブルを入れると、メインコンパートメントの空間はすでにそこまで余裕がありません。
そこに、水筒や水筒を入れてみましょう。
入るには入ります。しかし、X-Pacというハリのある素材が災いして、内側からボコッと不格好に膨らんでしまうのです。

Aer特有のスマートで直線的なシルエットは見る影もなくなります。背負った時のフィット感も悪くなり、背中にゴツゴツとした異物感を感じることになります。

お弁当箱を入れるのは「テトリス」より難しい
お弁当派のビジネスマンにとっては、さらに絶望的です。
一般的なサイズのお弁当箱は、横にしても縦にしても、まず入りません。スリムタイプの2段弁当箱ならギリギリ入るかもしれませんが、他の荷物を全て押し退ける必要があります。
PCや財布など基本的に持ち運ぶものを入れた上で、他にどのようなものが入りそうかシミュレーションしてみました。
- 折りたたみ傘: 薄型の「ポケフラット」のようなタイプなら入ります。ペットボトルや弁当箱との共存不可
- 着替え: ジム用のTシャツ1枚程度ならねじ込めますが、シューズは確実に不可能
- 冬場のアウター: 脱いだウルトラライトダウンをしまうスペースが限界か
要するに「PCガジェット以外は入れさせない」というAerの強い意志すら感じます。
日々の通勤で、コンビニのおにぎりやプロテインシェイカー、ちょっとした書類などを放り込みたい人にとっては、この「収納の融通の利かなさ」は相当なストレスになります。
筆者会社帰りにちょっと買い物・・もしにくくなるかもしれません
徹底比較:Travel Sling 2 vs Tech Sling 3 vs Day Sling Max
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サイズ選びで迷っている方のために、私が愛用してきた(あるいは現在も手元にある)他のAer製品と比較してみます。
それぞれのバッグには明確な「役割」があります。

| 機能 | Tech Sling 3 | Travel Sling 2 | Day Sling 3 Max |
| 容量 | 9 L | 12 L | 6 L |
| PC収納 | 14インチ | 16インチ | 不可(タブレットのみ) |
| お弁当 | △(窮屈) | ◎(余裕) | ×(不可) |
| 水筒 | ⚪︎(入る) | ◎(余裕) | ⚪︎(入る) |
| 最適シーン | ミニマム通勤 | ガッツリ通勤・日帰り出張可 | 休日・旅行サブ |
1. Aer Travel Sling 2(通勤の王者)
もしあなたが「毎日の通勤用」として、リュックの代わりのスリングを探しているなら、私は迷わずTravel Sling 2を推します。
Tech Sling 3よりも一回り大きく、何より「マチ」に余裕があります。
PCを入れても、お弁当箱や水筒、薄手のシェルジャケットまで余裕で飲み込んでくれます。ストラップのパッドも厚手で、メッセンジャーバッグのように背負えるため、荷物が重くなっても疲れにくいのが特徴です。
「大は小を兼ねる」の言葉通り、急な買い物や荷物の増加に対応できるのは、圧倒的にTravel Slingの方です。さすが12L。
筆者ストラップのパッドはしっかりしていますが、スリングの背面パッドはなくバリスティックナイロンまたはX-pac素材のまま。
2. Aer Day Sling 3 Max(休日の相棒)
手持ちのDay Sling 3 Maxと比較すると、Tech Sling 3は「Day Slingを縦に引き伸ばしてPCを入るようにした」というイメージに近いです。
Day Sling Maxは休日用としては最強ですが、PCが入らないため仕事には使えません。
「休日の身軽さのまま、PCだけ持ち歩きたい」というニッチな要望を叶えたのがTech Sling 3の立ち位置と言えます。
まとめ:Tech Sling 3は誰のためのバッグか?

Tech Sling 3は、決して「万能なバッグ」ではありません。しかし、用途がバチッとハマる人にとっては、これ以上ない「最高の相棒」になります。
最後に、このバッグを買って幸せになれる人と、後悔する人をまとめました。
- 荷物はMacBook、財布、スマホ、充電器のみ。
- 水筒や弁当は持ち歩かない(完全外食派)。
- とにかく満員電車で邪魔にならない「薄さ」が正義。
- X-Pac素材の高級感・テック感に惚れた。
- 水筒、弁当、折りたたみ傘を常備したい。
- 仕事帰りに買い物をしたり、ジムに行ったりする。
- 「念のため」といって荷物が増えがちな心配性な人。
私自身、荷物が少ない日のカフェ作業用や、クライアントとの軽めの打ち合わせにはTech Sling 3を愛用しています。この薄さと機動力は、一度味わうと病みつきになるのも事実です。
しかし、毎日の通勤(お弁当持参)には、やはり収納力のあるTravel Sling 2に戻ってしまいます。
あなたの「毎日の荷物量」を、今一度確認してみてください。
もしミニマムに削ぎ落とせる覚悟があるなら、このX-Pacの質感と機動力は、あなたの所有欲を確実に満たしてくれるはずです。
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