得意な英語を活かして海外営業として働きたいけど、女性でも活躍できる?
こんな疑問に答えます。
入社や転職を考えている女性だけではなく、入社後海外営業としてすでに働いている若手女性からも良く相談を受ける質問です。
BtoB、BtoCそれぞれで海外営業・海外営業企画部署を経験した筆者の考えに加えて、男女差に関する情報を元に海外営業で女性が活躍できるポイントについて、配属・転職のポイントについて書いていきます。
・欧米とアジアを中心に出張で20か国訪問
・途上国駐在経験あり
・BtoC、BtoBの2社で海外営業経験
海外営業の女性は活躍できる?
結論からいうと、スタンス次第で女性の海外営業は活躍の機会にあふれています。
男女差が付きやすいポイントは「配属」「キャリア」ですが、筆者が働いているCore30や日経225クラスのBtoB、BtoCメーカーの実情は同レベルの競合他社含めて以下の通りでした。
海外営業への配属
短期間でも海外留学や外国語習得経験がある場合、初期配属でも海外営業になることは珍しくありません。
特に語学スキルが無い場合、国内営業や企画系業務3年ほど経験する場合もありますが、ここで男女差は感じませんでした。
後述しますが、「女性」というだけで総合職や海外営業という仕事に就くことができず、一般事務としてしか就けない企業もあるようです。
大手ほど雇用機会に差がでない配慮があるかもしれません。
海外営業としてのキャリア
結論、2社とも女性管理職・女性駐在者多く、国内営業など他部門に比べ女性管理職比率が高いです。
後程の女性の強みと弱みの章でも説明しますが、この分野一本で仕事している女性は、かなり芯が強くバリバリ働く方が多いことも影響していると想定。
メーカーの生産拠点として一般的なマレーシアやシンガポールなど東南アジア諸国では、女性の管理職比率が世界的にも高いこと(出展:ヘイズ アジア給与ガイド 2018年版)から、日系企業の海外営業部署でも比較的女性管理職が多く配属されやすいのは事実です。
海外営業 女性の強みと弱み
配属・キャリアでの男女差がないとはいえ、女性ならではの強みや弱みがあるというのが筆者の感想です。
以下に強みと弱みを分析してみたので、あなたが海外営業に活かせそうな強みや、不安要素となる弱みを持っているか気にしてみてください。
海外営業で女性が活かせる強み
なんでも白黒つけたい男性に対して、共感力の高さと時には男性ができないようなリアクションで関係性を作る女性。
普段仕事中はどこか頼りなく見えても、前線に出たら積極的に活躍する女性を多くみてきました。
まさにこんな本がありますが、「共感」に疎い外国人や男性陣に対してこそ、女性ならではの強みが発揮されます。
筆者自身の実感としても、同じ頃にスタートしても習ったことを活かして表現する力だったり、聞き取りの能力だったりが、男性よりも高いと思うことが多くありました。
実際、女性はコミュニケーション(言語)能力が特に優れているそうです。
女の子の左脳は、男の子より成長が早い。だから後から生まれた妹も、お兄さんより早く上手に話せるようになります。
【男脳:だんのう】とは…幼児教室の子育て&幼児教育辞典|幼児教育・幼児教材の「まいとプロジェクト」 (might-project.com)
男性が「和を尊重してなかなか言わないこと」「苦しさを外に出さないようにとどめておくこと」を女性は切実な問題点として周囲に発信していく能力が、特に管理職の女性には特に強いと感じます。
海外営業で女性が抱えやすい弱み
一言で図解すると下記のような考え方の違いとキャリア上のイベントにより、悩みを抱えやすいと思います。
共感力が強い一方、突き返すような要求も受けてしまい自分で抱え込んでしまったり、毎月訪れる体調不良のコントロールがうまくできず、落ち込んでいってしまう人も見受けられます。
少し話がずれますが、女性自身が途上国や危険を伴う地域での駐在を希望していても、そこで働ける可能性は低いです。
会社がある程度の安全性を考慮して勤務地や部署を判断している裏返しといえるでしょう。
わたしは考慮されず!
途上国好きなのでいいですけど。
入社~若手時代はバリバリ働き、会食を切り盛りし、顧客と強い関係性を作れる方は多いです。
一方、結婚・出産を機に、業務時間・出張に制約ができてしまうと、これまでの働き方を大きく変える必要がでてきます。
具体的には営業から企画系(バックオフィス)業務に戻り、前線のサポートをする異動が発生。
それでも海外営業を続ける人、上に上がっていく人は今のところ独身の方やお子さんのいない方がほとんどです。
いわゆるバリキャリ系が多く、若い頃から自分なりの工夫で成長と実績を残してきている女性が海外営業に多くいます。
自尊心がかなり強めで、自分にも他人にも厳しいタイプが多い。
特に男性がこの女性上司の下につくと結構やっかいで、信頼が得られないことも。
経験あり。経験と年齢を積み重ねたからこそ、より一層、周囲からの助言や指摘を学びと捉えてほしいと思っていた。
「海外営業と女性」に関するSNS口コミ
海外営業で働く女性、働きたい女性のSNS口コミを良い点と悪い点で切り分けてみました。
女性の海外営業「良い情報」
これすごい分かります。清潔な国のOut-to-Out駐在が多い!
女性の海外営業「悪い情報」
ここに記載できないほど、思った以上に同じ意見多い。
日本ではまだ「女性だから」という状況に気づきました。
海外営業で女性が輝ける企業の探し方
自身の経験また今回の調べから、海外営業を有する日系企業としてみても、大手であるほど女性の活躍を推進する企業の確率は高いのではないかと推測します。
あなたがもし可能であれば、先輩社員から女性の活躍状況と結婚・出産後の働き方についても事前確認してみてはいかがでしょうか。
海外営業への転職を希望される方は、以下で検索いただくのも便利です。
女性のための転職支援サービス
マイナビは関東・関西の20-30代若手向け転職支援サービス大手です。
マイナビエージェント【Womanwill】から無料転職サポートを登録することで「女性のキャリアアップ・年収アップ」に特化したエージェントサービスが利用可能。
\ 20代~30代若手向け! /
マイナビのプロモーションを含みます
dodaも同様に、女性の求人特集を行っています。
さらにdodaは女性「はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断」という診断ツールを提供しています。
\ 登録無料 /
海外営業で女性が活躍できる求人を探す
リクルートエージェントの場合、求人検索のキーワード欄に「女性」と入力すると、次ページで女性の転職者向け求人情報がでてきます。
海外営業への転職を希望される方は、このような細かな設定やサービスを忘れないようにしておきましょう。
もちろん面接の中で、女性の活躍状況や働き方の柔軟性を確認するのもお忘れずに。
\ 登録無料 /
<< リクルートエージェントで失敗しない初めての転職を!【注意点あり】を読む
海外営業の女性は活躍できる?まとめ
この記事では、入社~配属~キャリア形成の中で、女性が活躍できるのか、どんな点が強み・弱みになるかを筆者の経験、データ、SNS情報からまとめました。
また、海外営業で働く女性ならではの強みと弱みを記載。
SNSから多くの情報を得られた「女性であることが理由で希望がかなわない」については、最後の章「海外営業で女性が輝ける企業の探し方」で女性が活躍する企業の探し方を紹介しました。
女性の海外営業について「女性だから不利になるという面」よりは「うらやましいなあ、格好いいなあ」という印象の強い筆者でしたが、日本全体を見渡せばまだまだ男性より不利なケースがあるようです。
エージェント登録、面接、入社後のアピールと自己研鑽それぞれ最大限の努力を行って、希望の仕事に就けることを願っております。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。